付録付き豆本「粒選り豆パズル」一粒目

付録付き豆本「粒選り豆パズル」を企画し、作った。

「一粒目」は、大阪城大手門不可能継手 閂付 (おおさかじょうおおてもんふかのうつぎて かんぬきつき)。

パズルショップ・トリトさんに納品した。

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豆本と豆パズルのセット。1,200円+消費税。

パッケージ内寸は50x60x14ミリ。

豆パズルはアクリル樹脂の削り出しなので、

いわば、ひとつひとつが現物合わせの一品物。

 

アクリル樹脂の削り出しは、キャストパズルの原作で使ってきた技法。

もとより量産に向かない手法だけれど、手応えのある質感を後世に伝えたく思い、

敢えて、若者に買っていただけるよう廉価で販売することにした。

 

仕上げ研磨はそこそこ手抜きしてあるけれど、メカニカルな動きに不備はないので、

どうぞご安心してお買い求めください。

(いずれ、大人のコレクターさんに向けた高精度高価格のものも作るかもしれない。)

「小枝block」の作例について

仕掛屋定吉実験工房で、「小枝block」の組立例を発表していくことにした。
毎週日曜、朝9時に更新予定。修正等は随時更新。

レンダリング方式は図解(イラストレーション)方式で統一する。
だから、このようなレンダリング画像は、実験工房では使わない。

中華の箸置き

中華の箸置き 9ピース

Endo氏作「ハイケース」

「パズルではない」という説明であった。
作者もそう言ってた、とのこと。
トリトにて購入。

枠の四隅はそれぞれ2本の竹釘で丁寧に固定してある。
クロスする2本の丸棒も竹。

カード入れ。名刺は寸法が合わない。良い判断だ。
この状態で人に見せたら
「どうやって入れたんだろう?」と勝手に悩んでくださった。
パズルではないらしいですよ、と言っても、
一所懸命にからくりを探してくださっていた。

名作。大人向け。

描いたら作ってみようよ

手描きのスケッチを添付した、
「こんなパズルを考えた」というメールが、
ときどき来る。

この絵、小学5年くらいかな。
でも文章は中学生くらいな感じ。
そんなことを思いながら拝読する。
実はおれより年上の人だったこともある。
けっこう楽しい。

「作ってください」という一文が添えてあることも多い。
当方はパズル原型を作るのが仕事。お金をいただきますよ。
こう書いて返信すると、まちがいなく諦めてくださる。

「キャストパズルデビュー」したい人のために、
アドバイス。
せっかくスケッチしたんだから、立体で作ってみようよ。
厚紙でOK。貼り合わせたら厚みが出るし。

そして
1.「おもしろいか?」「過去に類例はないか?」をチェック
2.別解、退屈、陳腐。一つでもあればスケッチからやり直し
3.新鮮で面白いという自信が持てたら、他人の意見を求める
4.「このパズルは人を幸せにするか?」を真摯に悩んでみる

よく考えたら、そっくりそのまま、おれの作業ルーティンだ。