Endo氏作「ハイケース」

「パズルではない」という説明であった。
作者もそう言ってた、とのこと。
トリトにて購入。

枠の四隅はそれぞれ2本の竹釘で丁寧に固定してある。
クロスする2本の丸棒も竹。

カード入れ。名刺は寸法が合わない。良い判断だ。
この状態で人に見せたら
「どうやって入れたんだろう?」と勝手に悩んでくださった。
パズルではないらしいですよ、と言っても、
一所懸命にからくりを探してくださっていた。

名作。大人向け。

描いたら作ってみようよ

手描きのスケッチを添付した、
「こんなパズルを考えた」というメールが、
ときどき来る。

この絵、小学5年くらいかな。
でも文章は中学生くらいな感じ。
そんなことを思いながら拝読する。
実はおれより年上の人だったこともある。
けっこう楽しい。

「作ってください」という一文が添えてあることも多い。
当方はパズル原型を作るのが仕事。お金をいただきますよ。
こう書いて返信すると、まちがいなく諦めてくださる。

「キャストパズルデビュー」したい人のために、
アドバイス。
せっかくスケッチしたんだから、立体で作ってみようよ。
厚紙でOK。貼り合わせたら厚みが出るし。

そして
1.「おもしろいか?」「過去に類例はないか?」をチェック
2.別解、退屈、陳腐。一つでもあればスケッチからやり直し
3.新鮮で面白いという自信が持てたら、他人の意見を求める
4.「このパズルは人を幸せにするか?」を真摯に悩んでみる

よく考えたら、そっくりそのまま、おれの作業ルーティンだ。